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子供部屋を二人で使うときのポイント

子供部屋を二人で使うときのポイント

2025年06月16日

BLOG > 住まいのノウハウ

こんにちは。
吉村一です。
お子さんが二人になって、いよいよ子供部屋をどう使うかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
子供部屋を二人で使う上で大切なのは、それぞれが快適に過ごせる空間を作ることです。
今回は、お子さんが快適に過ごせるような子供部屋作りのポイントをご紹介します。

1. 二人部屋で起こりやすいトラブルを知っておこう

まず、二人で一つの部屋を使うことで起こりやすいトラブルを把握しておきましょう。

  ●部屋が散らかりやすい:
子供の持ち物は想像以上に多く、二人の荷物が散乱しやすい傾向にあります。
特に、片付けが得意な子と苦手な子がいる場合、それが喧嘩の原因になることもあります 。
  ●音のトラブル:
勉強中に妹や弟が鼻歌を歌ったり、おもちゃで遊びだしたりするなど、集中したいときに音で邪魔されるといった問題が生じやすいです。
  ●スペースを巡る喧嘩:
おもちゃの出しっぱなしや、趣味・習い事の荷物が多い方がスペースを占領しがちになるなど、
パーソナルスペースを巡って喧嘩が起きることがあります 。
これらのトラブルを防ぐためには、パーソナルスペースの確保やルール決めが大切です。

2. 子供部屋を3つのスペースに分けるのがポイント
子供部屋を二人で使うときのポイントは、「睡眠」「学習」「収納」の3つのスペースをしっかり分けることです 。

① 睡眠のスペース
  ●一人あたり1畳以上の空間:
落ち着いて眠るためには、一人につき1畳以上の空間が必要で、静かな場所が理想的です 。
  ●ベッドの配置:
ベッドは部屋の隅の壁際に寄せ、落ち着いた場所に設置しましょう。
シングルベッドを2台置く場合は、部屋の対角線上に置くとそれぞれのプライバシー空間を与えられます 。
  ●二段ベッドの活用:
6畳以下の部屋でシングルベッドを2台置くのが難しい場合は、二段ベッドが便利です。
ただし、二段ベッドは高さがあるため、部屋の照明の近くにならないよう配慮し、圧迫感を軽減するため壁の色に合わせると良いでしょう。

② 学習のスペース
  ●集中できる環境:
集中して勉強するためには、教科書を置くスペースや勉強机が必要です。
  ●勉強机の配置:
部屋全体を有効に使うには、勉強机を隣り合わせにするのがおすすめです。兄弟姉妹の動線がシンプルになり、使いやすい部屋になります 。
  ●コンセントの位置確認:
デスクライトやパソコンを使うことを考えると、コンセントの位置を確認した上で勉強机を配置しましょう。

③ 収納のスペース
  ●まとまった収納空間:
洋服や学習用品、本など、子供の持ち物は多いため、収納スペースをしっかり確保することが重要です。
二人で使う場合はクローゼットや押し入れなどの既存の収納のそばに本棚やオープン棚などを設置し、収納場所をある程度まとめるのがおすすめです 。
  ●明確なスペース分け:
収納場所は左右や上下などで線引きし、兄弟姉妹のスペースを明確に分けることが大切です。
これにより、それぞれが責任を持って片付けをする習慣が身につきます 。

3. このほかにもある 子供部屋を二人で使うポイント

前述の3つのスペース分けをしっかり行っても、思春期になるとぶつかることもあります。

  ●勉強机は1台でも良い:
必ずしも一人一台の勉強机が必要というわけではありません。
勉強机を2台並べると、話しかけられてイライラしたり、勉強時間が遅くなると、就寝の邪魔になるなどのトラブルが生じることもあります。勉強机を1台にして、子供部屋とリビングで勉強スペースを分けるのも良いでしょう。
ただし、勉強机は収納スペースにもなるため、1台の場合はどの引き出し兄弟に誰の物を置くか決めておきましょう。
  ●思春期になったら仕切りで分ける:
子供は成長とともに自分だけのスペースがほしくなるものです。
思春期になっても兄弟姉妹と一緒だとストレスが溜まることもあるため、仕切りで部屋を分ける方法もあります。
あらかじめパーテーションが付いている住宅もありますし、天井と床にレールを敷いて部屋数を増やすリフォームや、つっぱり棒タイプのパーテーションを使うなど、簡易的に部屋を分ける方法も人気です 。
  ●二人で使うメリットを伝える:
「自分の部屋がなくて不便だ!」とお子さんに言われたら、二人で使うことのメリットを伝えてあげましょう。
共同で部屋を使うことで思いやりの心が育ったり、狭い空間をどううまく使うか考えることで思考能力が上がったり、将来の自立心が育つといったメリットがあります 。

まとめ

子供部屋を兄弟姉妹で使うのは、不便なこともありますが、工夫次第で快適な空間にすることができます。
そのためには、睡眠・学習・収納の3つのスペースをしっかり分け、それぞれの場所を確保してあげることが重要です。
また、お子さん自身も一緒に考えることも大切です。
自分たちの部屋だと意識することで、整理整頓の習慣も身につきやすくなります。

ぜひ、お子さんと一緒に快適で過ごしやすい素敵な部屋作りを楽しんでください。

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