中庭のある家のメリット・デメリット
2025年07月07日
BLOG > 住まいのノウハウ
こんにちは、吉村一建設です!
中庭のある家は、独特の魅力と機能性を持ち合わせていますが、
計画する際にはメリットとデメリットの両方を理解しておくことが重要です。
今回はそれらについてをメインにお話させて頂きます。

【メリット】
中庭のある家には、以下のようなメリットが挙げられます。
開放感とプライバシーの両立:
●壁で囲まれた中庭は、外部からの視線を遮りながらも、
空を見上げたり光を取り入れたりできるため、高いプライバシーを確保しつつ開放的な空間を実現できます。
特に都市部の住宅密集地では大きな利点となります。
採光と通風の確保:
●建物に囲まれた中庭は、どの部屋にも自然光を取り入れやすく、風の通り道を作ることで効率的な換気を促します。
これにより、家全体が明るく、快適な居住空間になります。
多様な空間利用:
●中庭は、リビングやダイニングと一体化させて広々としたLDKとして利用したり、
子供の遊び場、ペットのくつろぎスペース、ガーデニング、BBQスペースなど、
家族のライフスタイルに合わせて多様な使い方ができます。
防犯性の向上:
●外部に面する窓が少なくなるため、侵入経路が限定され、防犯性が高まります。
また、中庭を介して家全体を見渡せることで、家族の気配を感じやすくなります。
デザイン性の向上:
●中庭は、家の中心に配置されることが多く、その存在自体がデザインのアクセントになります。
季節ごとの植栽や照明によって、表情豊かな空間を演出できます。

【デメリット】
一方で、中庭のある家には以下のようなデメリットも存在します。
建築コストの増加:
●中庭を設けることで、壁や窓が増え、構造が複雑になるため、一般的な住宅よりも建築コストが高くなる傾向があります。
敷地面積の制約:
●中庭のスペースが必要になるため、ある程度の敷地面積がないと、居住スペースが狭くなってしまう可能性があります。
都市部の狭小地では、中庭のサイズや配置を慎重に検討する必要があります。
メンテナンスの手間:
●中庭の植栽や床材によっては、定期的な手入れが必要です。
落ち葉の掃除や水やり、冬季の凍結対策など、季節に応じたメンテナンスが発生します。
湿気や害虫の問題:
●建物に囲まれた中庭は、風通しが悪くなると湿気がこもりやすくなり、カビやコケが発生する可能性があります。
また、植栽の種類によっては虫が発生しやすくなることもあります。
音の響きやすさ:
●中庭が建物の中心にあると、生活音が響きやすくなることがあります。
特に子供の声やペットの鳴き声などは、近隣に伝わりやすい場合があるので注意が必要です。

〜まとめ〜
中庭のある家は、プライバシーを守りながら開放的な暮らしを実現できる魅力的な選択肢ですが、
費用やメンテナンス、敷地条件などを考慮して慎重に検討することが大切です。
ご自身のライフスタイルや予算、敷地の状況に合わせて、最適な選択をしてくださいね。
分からないことがありましたら、お気軽に吉村一建設にご相談ください。
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