地球や家計に優しいエコ住宅とは?特徴や注意点まとめ
2025年07月28日
BLOG > 住まいのノウハウ
こんにちは。
吉村一建設です。
憧れのマイホームを建てるなら、後悔しない家づくりをしたいですよね。
最近、エコ住宅を選ぶ家庭が増えているのをご存じですか?
エコ住宅は、地球環境に優しいだけでなく、実は家計にも優しいんです。
せっかくのマイホーム、できるだけお得に建てられて、しかも地球にも良いことなら、まさに一石二鳥!
この記事では、エコ住宅がどんなものなのか、
そして採用するメリット、さらには活用できる補助金制度まで、詳しくご紹介します。
①エコ住宅ってどんな家?
「エコ住宅」と一口に言っても、その定義は省庁によって少しずつ異なります。
環境省では「エコハウス」と呼び、地域の気候や風土、敷地の条件、
そして住まい方に合わせて自然エネルギーを最大限に活用し、地域の材料を使って環境に負担をかけない家を指します。
一方、国土交通省と経済産業省は「省エネ住宅」と呼び、
国が定める省エネ基準をクリアした住宅に表示される「住宅省エネラベル」があるものが客観的なエコ住宅だとしています。
具体的にどんな家かというと、
例えば、壁や床、天井、屋根に断熱材をしっかり入れたり、
断熱性や気密性の高い窓やドアを使ったりして、家の中と外の熱の出入りを少なくした住宅が挙げられます。
これによって、夏は涼しく、冬は暖かい家になり、エアコンなどの家電の使用を抑えることができます。
結果的に二酸化炭素の排出量を削減でき、電気代も抑えられるというわけです。
②エコ住宅のメリットは?

エコ住宅にする一番のメリットは、なんといっても光熱費をぐっと抑えられること!
断熱性・気密性の高いエコ住宅は、夏は涼しく冬は暖かいので、エアコンを使う頻度が減り、光熱費が大きく下がります。
さらに、太陽光発電やオール電化システムを組み合わせれば、
光熱費がゼロになるだけでなく、余った電力を売って収入を得ることも可能です。
光熱費というランニングコストが削減できれば、住宅建築の予算を他の部分に充てて、理想のマイホームに近づけることも夢ではありません。
また、断熱性・気密性が高いということは、家全体の温度差が少ないということ。
廊下が寒くてトイレに行くのが億劫になることや、高齢者に多いヒートショック現象
(急激な温度変化による血圧変化で体に負担がかかる症状)のリスクも、軽減されます。
そして、温度差が少ないことで結露やカビの発生も抑えられ、
いつの間にか家が傷んでいた、ということを防ぎ、住宅全体の寿命を延ばす効果も期待できます。
もちろん、地球環境に優しいことは言うまでもありませんね。
③エコ住宅の建築に活用できる補助金制度

エコ住宅のメリットや設備は魅力的ですが、費用がかかるのも事実。少しでも費用を抑えたいですよね。
エコ住宅は国が推進しているため、さまざまな補助金制度が用意されています。
例えば、住宅省エネ2025キャンペーン(国土交通省・経済産業省・環境省連携事業)、
地域型住宅グリーン化事業など。いずれの制度も、事前相談や期日までの書類提出など、手続きが必要になります。
また、時期によっては募集が終了している場合もありますので、必ず事前に確認して活用しましょう。
④エコ住宅にするときの注意点
エコ住宅を検討する上で最も大切なのは、自分と家族が快適に過ごせることを念頭に置くということです。
例えば、補助金をもらうために、本来必要ない設備を設置してしまっては本末転倒。
また、工事途中で急に省エネ性能の変更をすると、工期が遅れたり、追加費用が発生したりする可能性があります。
設計の段階でしっかりと検討し、納得した上で進めていくことが重要です。
まとめ
エコ住宅は、地球にも家族にも嬉しい、まさに夢のマイホームになる可能性を秘めています。
しかし、想定された運用方法とご家庭の運用方法が違うと、かえってコストがかかってしまうこともあります。
住宅にご家族のライフスタイルを合わせるのではなく、ご家族のライフスタイルに住宅を合わせることが大切です。
また、補助金を受けるためには複雑な手続きが必要な場合もあります。
それらを考慮した上で、ぜひエコ住宅を検討してみてくださいね。
関連記事