秋冬の衣替えに便利なクローゼット設計
2025年09月16日
BLOG > 住まいのノウハウ
朝晩の空気がひんやりと感じられるようになると、そろそろ衣替えのタイミング。
夏物から秋冬物へと衣類を入れ替える作業は、意外と手間のかかる家事のひとつです。
特に厚手のコートやニットなどは収納スペースを圧迫しやすく、
「どこに仕舞えばいいのか分からない」「取り出すたびにぐちゃぐちゃになる」といった悩みもよく聞かれます。
こうした季節の切り替えをスムーズに行うためには、暮らしにフィットしたクローゼット設計がポイント。
今回は、衣替えをラクにするクローゼットの種類や工夫についてご紹介します。

省スペースでも収納力の高い「壁面クローゼット」
一般的な居室に多く採用されているのが「壁面クローゼット」です。
限られたスペースを有効活用しながら、衣類を見渡しやすく、取り出しやすく設計できるのが特徴。
中にハンガーパイプと可動棚を設けることで、秋冬物の厚手の服や小物も効率的に収納できます。
衣替えの際には、使用頻度の低いオフシーズンの衣類を上段に、よく着るものを手の届く高さに配置するなど、棚の使い分けを意識すると使いやすさが格段にアップします。
着替えも収納も一か所で「ウォークインクローゼット」
ある程度の広さが取れる場合におすすめなのが「ウォークインクローゼット」。
中に人が入れる広さがあり、衣類の種類ごとにハンガーで分けたり、バッグや帽子などの小物も棚にディスプレイ感覚で収納できます。
衣替えの際も、すべての衣類が一か所にまとまっているため、季節ごとの入れ替えがしやすく、在庫の把握や整理整頓にも便利です。
夫婦で共用する場合は、左右でエリアを分けることで混在を防ぎ、より快適に使用できます。
家事動線と相性の良い「ウォークスルークローゼット」
「ウォークスルークローゼット」は、2つの部屋やスペースをつなぐ通り抜け型の収納です。
例えば、玄関と洗面室の間や、寝室とランドリールームの間などに配置することで、着替え・洗濯・収納といった一連の動作がスムーズに行えるようになります。
秋冬の衣替えのように大量の衣類を入れ替える場面でも、動線が確保されていることで移動がしやすく、
ストレスなく作業できます。家事の時短にもつながる、機能的な間取りです。
家族全員分まとめて収納「ファミリークローゼット」
近年人気が高まっているのが「ファミリークローゼット」。
家族全員の衣類やタオル、カバンなどを一か所に集約して収納できる大型クローゼットです。
衣替えの時期にも、一部屋にまとめて管理できるため、収納場所を探して家中を移動する必要がありません。
さらに、洗濯物を片付ける際もそれぞれの部屋に配る必要がなく、効率的。ランドリールームと隣接させることで、より時短家事が叶います。
クローゼットは扉選びも大切
意外と見落としがちなのが、クローゼットの「扉選び」です。
開き戸、折れ戸、引き戸など種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
例えば、引き戸は開け閉めがしやすく、開けっ放しでも邪魔にならないため、毎日使うクローゼットに向いています。
一方で、開き戸は扉の内側に鏡を付けるなどの使い方ができ、デザイン面での自由度があります。
衣替えのタイミングは出し入れの回数も増えるので、収納量だけでなく扉の開閉のしやすさにも注目したいところです。
〜まとめ〜
秋冬の衣替えを快適にするためには、収納の「量」だけでなく、「使いやすさ」や「動線設計」も重要なポイントです。
壁面クローゼット、ウォークイン、ウォークスルー、ファミリークローゼットなど、
それぞれのライフスタイルに合った収納設計を取り入れることで、衣替えの負担はぐっと軽くなります。
季節の変わり目もストレスなく迎えられる、快適な住まいづくりのために、
クローゼットの設計にもぜひ目を向けてみてください。
私たちは、日常の暮らしに寄り添う収納提案を通じて、快適な住空間を一緒にカタチにしていきます。
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