注文住宅の間取りの決め方とは
2026年01月26日
BLOG > 住まいのノウハウ
こんにちは、吉村一建設です。
間取り決めは、単に部屋をパズルのように当てはめることではありません。
「自分たちがどう暮らしたいか」を設計図に落とし込む作業です。
以下のステップで進めると、後悔のない間取りに近づけます。
では、注文住宅の間取りを決める「5つのステップ」を、
今記事では書いていこうと思います。

ステップ 1:現状の把握と「やりたいこと」の洗い出し
まずは、現在の住まいでの「不満」と「満足」をすべて書き出します。
● 現在の不満(例):
⚪︎キッチンが狭くて暗い。
⚪︎ 洗濯物を干す場所まで遠い。
⚪︎収納が足りない、使いにくい。
⚪︎リビングを通らないと2階に行けないのが嫌だ。
● 現在の満足(例):
⚪︎ 朝、リビングに光が差し込むのが気持ちいい。
⚪︎玄関からパントリーが近いのが便利。
次に、新しい家で「やりたいこと」「理想の暮らし」を家族全員で自由に書き出します。
●やりたいこと(例):
⚪︎ 家族が自然に集まる広いリビングが欲しい。
⚪︎ 夫婦で料理ができるアイランドキッチン。
⚪︎在宅ワーク用の静かな書斎。
⚪︎「ただいま!」と帰ったらすぐに手が洗える動線。
⚪︎ 趣味のキャンプ用品をしまえる大きな土間収納。
ステップ2:優先順位付け(「絶対」と「できれば」を分ける)
ステップ1で出た「やりたいこと」は、
予算や土地の広さの制約上、すべてを実現できないことがほとんどです。
ここで重要なのが「優先順位付け」です。
●絶対に譲れないこと (Must)
これがなければ家を建てる意味がない、というレベルのもの。
⚪︎例:「日当たりの良いリビング」「家族4人分の個室」「家事動線の良さ」
●できれば実現したいこと (Want)
あれば嬉しいが、予算次第では諦められるもの。
⚪︎例:「ゲストルーム」「シアタールーム」「床暖房(リビング以外も)」
この仕分けが曖昧だと、後で「あれもこれも」と詰め込みすぎて、使いにくい間取りや大幅な予算オーバーにつながります。
ステップ3:最も重要!「動線」と「ゾーニング」を考える
部屋の配置を決める前に、家の中での「人の動き=動線」を考えます。
これが間取りの「骨格」となります。
1. 3つの「動線」
● 家事動線(最重要):
⚪︎料理、洗濯、掃除の動き。特に「キッチン ⇔ パントリー ⇔ 洗面脱衣所 ⇔ 物干し場」の流れは、できるだけ短く、回遊できる(行き止まりがない)と理想的です。
●帰宅動線(生活動線):
⚪︎「玄関 ⇔ 手洗い ⇔ 収納(コートや鞄) ⇔ リビング」の流れ。最近は、玄関から直接パントリーやファミリークローゼットに行ける間取りも人気です。
● 来客動線:
⚪︎お客様をLDKに通す動線と、家族が使うプライベートな動線(お風呂や寝室など)を分けられると、生活感が隠せてスマートです。
2. ゾーニング(空間の棲み分け)
家全体を「ゾーン」で分けます。
● パブリックゾーン: LDK、和室(客間)など、家族や来客が過ごす場所。
●プライベートゾーン: 寝室、子供部屋、書斎など、家族がくつろぐ場所。
●サービスゾーン: キッチン、浴室、洗面、トイレ、収納などの水回りや家事スペース。
ポイント: サービスゾーン(特に水回り)はできるだけ一箇所にまとめると、配管コストが下がり、家事動線も効率的になります。

ステップ4:具体的な部屋の配置とサイズを決める
動線とゾーンが決まったら、ようやく具体的な部屋を配置していきます。
●LDK(リビング・ダイニング・キッチン):
⚪︎ 配置: 一番日当たりの良い場所(通常は南側)に配置します。
⚪︎広さ: 「〇畳」という数字だけでなく、「置きたい家具」(ソファのサイズ、ダイニングテーブルの大きさ)を先に決め、それらが余裕を持って置ける広さを確保します。
●水回り(キッチン・浴室・洗面・トイレ):
⚪︎ ステップ3で考えた通り、家事動線のために集中させるのが基本です。
● 玄関・収納:
⚪︎ 玄関は「家の顔」ですが、広さよりも収納力(シューズクローク、土間収納)を重視するほうが、後々の満足度が高いです。
● 寝室・子供部屋:
⚪︎「寝るだけ」と割り切って最小限にするか、書斎や勉強スペースを兼ねて広くするか、ライフスタイルに合わせて決めます。子供部屋は、将来間仕切りできる設計も人気です。
● 収納(適材適所):
⚪︎「大きなウォークインクローゼットが1つ」よりも、「使う場所の近くに必要な収納がある」(適材適所)ことが重要です。
⚪︎例:玄関(靴、アウター)、リビング(書類、小物)、洗面所(タオル、着替え)、キッチン(食器、食品ストック)
ステップ5:プロ(設計士・工務店)とのすり合わせ
ここまでの「希望リスト」と「優先順位」を、建築士やハウスメーカーの担当者に伝えます。
プロは、あなたの希望を法規制や予算、土地の形状に合わせて「図面」という形にしてくれます。
注意! 最初の提案(たたき台)が100点満点であることは稀です。
「何か違う」と感じたら、遠慮なく「なぜそう感じるのか」
例:朝の準備が混雑しそう、リビングが落ち着かなそう)を具体的に伝えてください。
何度も修正を重ねて、理想の形に近づけていくのが間取り決めのプロセスです。

【間取り決めで失敗しないためのチェックポイント】
●家具・家電の配置を考えているか?
⚪︎「図面では広かったのに、家具を置いたら狭い」はよくある失敗です。ソファ、ベッド、冷蔵庫、洗濯機などの「置き場所」と「搬入経路」を図面に書き込んで確認しましょう。
● コンセントとスイッチの位置は適切か?
⚪︎家具の裏になって使えない、動線上にスイッチがない、といった事態を防ぎます。
● 窓の「位置」と「大きさ」は適切か?
⚪︎採光(光を取り入れる)だけでなく、通風(風の通り道)や「隣家からの視線(プライバシー)」も考慮して決めます。
● 将来の家族構成の変化に対応できるか?
⚪︎子供が独立した後、その部屋をどう使うか? 1階だけで生活が完結できるか?なども軽く考えておくと良いでしょう。
〜まとめ〜

注文住宅の間取り決めは、
「今の不満を解消し、未来の理想の暮らしを実現する」ための作業です。
一番大切なのは、「この家で、家族とどんな時間を過ごしたいか」を具体的にイメージし、
それを言葉にして設計士に伝えることです。
難しく考えすぎず、まずは家族会議で「やりたいことリスト」を作ることから始めてみてください
不安なことがあれば、全力でサポートさせていただきますので
お気軽に吉村一建設にご相談くださいね。
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