玄関からお風呂は近い方が良い?気になる風呂場の位置や動線のポイント
2025年08月11日
BLOG > 住まいのノウハウ

こんにちは。吉村一建設です。
仕事や遊びで外出した後、家に帰ったらすぐにリラックスしたいものですよね。
でも、汗や埃をそのまま家に持ち込むのは避けたいところです。そんなとき、お風呂場が玄関に近いと非常に便利です。
今回は、お風呂の位置や動線のポイントについて詳しく解説します。
◆玄関からお風呂は近い方が良いの?
日本の住宅では、土地の狭さから玄関のすぐそばに水回りを配置するケースが多いです。
特にマンションでは玄関の近くにお風呂や洗面所があることが一般的です。
お風呂が近いと、帰宅後すぐに体を洗えるため、汚れや花粉、ウイルスの持ち込みを防ぐことができ、衛生面でも安心です。
◆玄関からお風呂が近いメリット

* 子育てに便利
泥遊びや運動後、すぐにシャワーを浴びられるため、子供の汚れをそのまま家に持ち込む心配がありません。
*コスト削減
水回りを集約することで、建築コストや配管工事の費用を抑えられます。狭い土地でもリビングを広く使えるメリットも。
*疲れたときにすぐ入浴
運動や暑い日など、帰宅後すぐに体を休めたいときに便利です。
*花粉・ウイルス対策
帰宅後すぐに体を洗えば、洋服や髪に付いた花粉やウイルスを家の中に持ち込むリスクを減らせます。
◆玄関からお風呂が近いデメリット
*来客時に入りにくくなる可能性
夜間や突然の来客があった場合、お風呂に入りづらくなることがあります。
特に、夜にお風呂に入りたい時間帯に来客があると、気まずさやタイミングの調整が必要になるかもしれません。
また、玄関正面にお風呂が位置していると、ドアを開けた瞬間にお風呂場が見えてしまうこともあり、プライバシーの面で気をつける必要があります。
*ヒートショックのリスク
特に古い住宅や寒冷地では、玄関付近にお風呂があると冬場の寒さが影響しやすくなります。
北側に位置している場合、脱衣所や浴室が非常に冷え込みやすく、急激な温度差によるヒートショックの危険性も高まります。
高齢者や体調のすぐれない方には注意が必要です。
◆リビング側にお風呂を設置するポイント

最近では、リビングの近くにお風呂を配置する間取りも増えています。
こちらのメリットは次の通りです。
●来客時に目立ちにくい
リビングから離れた場所にお風呂があると、来客時に気になりません。
●
温かさを保ちやすい
リビング側にお風呂があると、暖房の効果も得やすく、冬場の寒さ対策になります。
● 洗濯や動線がスムーズ
洗濯物を干す動線も短くなり、家事効率がアップします。
ただし、帰宅後に汚れた体でリビングを通る必要が出てきます。そのため、帰宅からお風呂までの動線の工夫が重要です。
例えば、玄関からお風呂までの距離を短くしたり、扉や仕切りを工夫すると、帰宅後の動きがスムーズになり、汚れや荷物を家の中に持ち込むリスクも減ります。
2階リビングの場合、2階にお風呂を置くと、水漏れのリスクや設置費用が割高になる可能性があるので注意が必要です。
〜まとめ〜
ライフスタイルに合った間取りを選びましょう。
ポイントは、自分たちの生活スタイルに合わせて、動線やプライバシー、コストをバランスよく考えることです。
快適で使いやすい間取りを実現するために、ぴったりのプランを作り上げてくださいね。
吉村一は、お客様の理想の住まいづくりをサポートいたします。お気軽にご相談ください。
関連記事