実際は間取り図の広さと違う?!確認必須 収納スペースの有無
2025年11月03日
BLOG > 住まいのノウハウ
こんにちは 吉村一建設です。
家を建てたり物件を選んだりする際、間取り図を見て「この部屋広そう」「リビング12畳なら十分」と思うことは多いと思います。
でも、「広さ」だけでは暮らしやすさが決まりません。特に収納スペースの有無・配置・タイプによって、実際の暮らしや家具の選び方・生活のしやすさが大きく変わってきます。
今回は、間取り図を正しく読み解くためのポイントと、収納がない部屋でも工夫して快適に暮らすコツをご紹介します。

間取り図で収納スペースを要チェック
多くの住宅は各部屋に収納があることが「標準」になりつつありますが、全てではありません。とくに、収納がない部屋も存在するので要注意。
「部屋数」「畳数」などの数字だけで判断すると、収納がないことで想定外の暮らしづらさが出てくる可能性があります。
家賃や販売価格を抑えるため、あえて収納を減らす設計にしている物件もあるので、間取り図に「収納マーク」があるかどうか確認しましょう。
Web上の簡易な間取り図だと、収納の位置や大きさ・表記が省略されていたり、読みづらかったりすることがあるので、実物を見るか詳細な図面を入手することが大切です。
間取り図における収納のチェックポイント
以下の項目を間取り図で確認すると、暮らしやすさがぐっと上がります。
・チェックポイント
表記の名称「CL(クローゼット)」「WIC(ウォークインクローゼット)」「SIC(シューズインクローゼット)」「SB(シューズボックス)」「納戸」「収納」「物入れ」など。表記が何を指しているか理解しておく。
・タイプ(開閉式/引き戸/ウォークインなど)
開閉式ドアのものは中が見渡せるが、ドア前のスペースが必要。引き戸タイプは家具配置の自由度が高いが、内部整理がしにくい場合も。
ウォークインは収納量が多く使い勝手が良いが、照明・換気・整理の手間も考慮。
・収納の位置と大きさ
どの部屋に収納があるか、どのくらいの面積か。入口付近か壁側か、家具をどこに置けるかなど。表示されていても実際は使い勝手が悪い位置、広さであることもあり。
・見落としがちな部分
Web掲載の間取り図で縮尺が正確でない、収納表記が薄い・消えている・簡略化されていること。実際に訪問して確認するのが望ましい。

収納スペースがない部屋で上手に収納するポイント
もし間取り図に収納が全くない、または少ない部屋を使うことになったなら、以下の工夫で快適度を保てます。
・スチールラックを活用する
高さのある棚を使って、上部空間を有効に使う。コストパフォーマンスも良く、部屋のサイズや必要な収納量に応じて調節できる。風通し・見栄えにも配慮を。
株式会社オークヴィルホームズ
・カラーボックスを使う
比較的安価で、種類も多く、横に並べたり積み重ねたりできる。必要なら突っ張り棒や布で目隠しするなど。耐荷重や安定性にも気をつけて。
株式会社オークヴィルホームズ
・突っ張り棒/吊るす収納
壁や梁、天井などを使ってつっぱり棒を設置し、ハンガー収納や洋服ラックの代わりにする。壁を傷めないような設置方法を考えること。見た目とのバランスも大事。
株式会社オークヴィルホームズ
・整理整頓と定位置づけ
収納が限られているので、持ち物を必要最低限にし、定位置を決めて使うこと。物を出しっぱなしにしない習慣をつけると散らからない。
ウォークインクローゼットなどがあれば衣替え不要になるほど使いやすくする。
株式会社オークヴィルホームズ

〜まとめ〜
間取り図を見ただけでは「広さ」が先に目に入りますが、本当に大切なのは収納スペースの有無・種類・配置です。
これらは暮らしの快適さや家具の置き方、整頓のしやすさに直結します。
収納が十分に確保されていない場合でも、スチールラックなどを使って上部空間を活用したり、縦方向・吊るす収納を取り入れたり、整理整頓を習慣づけたりすることで、快適な住まいを作ることができます。
物件選びや家づくりの際は、間取り図で「収納」に注目することを忘れずに!そして、実際に見学する際には収納の具体的なサイズや使い勝手を自分の生活パターンで想像してみてください。
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