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断熱材の種類とは|繊維系、発泡系、それぞれのメリットや特徴について解説

断熱材の種類とは|繊維系、発泡系、それぞれのメリットや特徴について解説

2025年06月30日

BLOG > 住まいのノウハウ

住宅の快適性や省エネ性能を高めるために欠かせないのが「断熱材」です。
外気の影響を抑え、室内の温度を一定に保つ役割を担う断熱材ですが、
その種類は大きく分けて「繊維系」と「発泡系」の2つに分類されます。
本記事では、それぞれの特徴やメリットについてわかりやすく解説します。

繊維系断熱材とは?
繊維系断熱材は、細い繊維を絡めて作られる断熱材で、
主に「グラスウール」や「ロックウール」といった素材が使われています。

グラスウール
ガラスを高温で溶かし、繊維状に加工したもので、コストパフォーマンスが高く、広く使用されています。
熱や音を遮る性能に優れ、不燃性である点も魅力です。
ただし、水に弱く、施工時に湿気対策が求められる点は注意が必要です。

ロックウール
天然石や高炉スラグを原料とした繊維で、耐熱性や遮音性に優れています。
湿気にも比較的強く、建物の外壁や防音性能が求められる部位に使われることもあります。
繊維系断熱材は、施工のしやすさや価格の面でメリットがあり、昔から多くの住宅で採用されてきました。

発泡系断熱材とは?
発泡系断熱材は、樹脂を発泡させて作られる素材で、
代表的なものに「ポリスチレンフォーム」「ウレタンフォーム」「フェノールフォーム」などがあります。

ポリスチレンフォーム
白いビーズ状の発泡スチロールを圧縮成型したもので、軽量かつ断熱性が高い点が特徴です。
耐水性に優れており、床下や外張り断熱などにもよく使われます。

ウレタンフォーム
スプレー状に吹き付けて発泡させるタイプで、構造にぴったりと密着し、気密性の高い断熱層が形成されます。
複雑な形状の箇所にも対応できる柔軟性があり、隙間のない断熱が可能です。

フェノールフォーム
非常に断熱性能が高く、燃えにくい性質を持ちます。
高性能な分、コストはやや高めですが、高断熱住宅や省エネ性を重視する場面で重宝されています。
発泡系断熱材は、気密性や断熱性能が求められる現代の住宅において、ますます注目されています。

断熱材を選ぶ際のポイント
断熱材は「何を優先するか」によって選び方が変わってきます。
たとえば、価格重視であれば繊維系、断熱・気密性能を優先するなら発泡系が向いているでしょう。
また、施工場所によって適した素材が異なるため、建物の設計や工法との相性も重要です。
さらに、近年では断熱性能だけでなく、環境への配慮や健康面での影響なども断熱材選びの基準になりつつあります。

まとめ
断熱材には「繊維系」と「発泡系」があり、それぞれに異なる特徴とメリットがあります。
住宅の性能を高めるためには、断熱材の種類や特性を理解したうえで、目的や設計に合った素材を選ぶことが重要です。
これから家づくりを検討される方は、単に「断熱性が高いから」ではなく、
ご自身の暮らしに最適な断熱材を選ぶことで、より快適で長く住み続けられる住まいを実現できるでしょう。

 

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