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住宅ローンの月々の平均返済額はどれくらい?頭金・借入額の平均は?

住宅ローンの月々の平均返済額はどれくらい?頭金・借入額の平均は?

2025年09月01日

BLOG > 住まいのノウハウ

こんにちは、吉村一建設です。

本記事では、
住宅ローンの月々の平均返済額、頭金、借入額について、最新の公的データを基に
平均額やローンを組むときの注意点を解説します。

これから家を作る方にとって「月にどのくらい払って、何年払い続けるのか」
はとても関心のあることになると思います。
これらの平均額は、購入する住宅の種類(新築か中古か、戸建かマンションか)や、物件のあるエリア(特に都市部か地方か)によって大きく異なります。
ご自身の状況と照らし合わせながら、参考にしてみてくださいね。

【最新データに見る住宅ローン平均額】
最も信頼性の高いデータの一つである、住宅金融支援機構の「2023年度 フラット35利用者調査」(2024年7月26日公表)
によると、全国の平均値は以下のようになっています。

出典:住宅金融支援機構「2023年度 フラット35利用者調査」
※月々の予定返済額は、平均借入額と平均返済期間を基に算出されたものです。
【住宅の種類別】借入額・頭金・月々返済額の全国平均ポイント
● 新築物件(注文住宅・マンション)では、月々14万円台の返済が平均的です。
● 中古物件は新築に比べて価格が抑えられるため、返済額も月々9万~10万円台となっています。
●頭金は物件価格の10%前後を用意するケースが多いですが、マンションは比較的高額なため、頭金の額も多くなる傾向があります。

エリアによる違い(首都圏の場合)
地価の高い首都圏では、物件価格が高くなるため、借入額や返済額も全国平均より高くなる傾向があります。

出典:住宅金融支援機構「2023年度 フラット35利用者調査」

このように、例えば新築マンションの場合、首都圏の所要額は全国平均より約600万円高く、それに伴い借入額も増加します。

◆返済額を考える上でのポイント「返済負担率」
平均データはあくまで参考です。本当に大切なのは
「ご自身の年収に対して、無理なく返済できる金額か」ということです。

その指標となるのが「返済負担率」です。(返済負担率とは、年収に占める年間返済額の割合のことです)

返済負担率(%)=税込年収年間のローン返済額合計​×100 
一般的に、無理のない返済負担率は
「手取り年収の20%~25%以内」が理想とされています。
例:税込年収500万円(手取り約400万円)の場合

* 手取りの20% → 年間返済額 80万円(月々 約6.7万円
* 手取りの25% → 年間返済額 100万円(月々 約8.3万円

ちなみに、先ほどの「フラット35利用者調査」における平均の返済負担率は21.3%でした。
多くの人が、無理のない範囲でローンを組んでいることが分かります。

【返済期間は完済時の年齢とランニングコストも考えて】
住宅ローンを組むとき、月々の返済額だけでなく「いつまでに返し終えるか」と「家を維持していくための費用」も一緒に
考えることが、将来の安心につながります。

ポイント1:定年後も返済は続く?「完済するときの年齢」を意識しよう
住宅ローンは、退職後も返済が続くような長期の計画になりがちです。無理なく完済するために、以下の点を意識しましょう。
ゴールは65歳~75歳までに設定
多くの人が定年を迎える65歳、遅くとも年金生活が中心となる75歳までには完済するのが安心です。
金融機関も「この人は何歳で返し終えるかな?」という点を審査で見ています。
平均データに要注意
統計では、ローンを返し終える平均年齢は74歳近くというデータもあります。
しかし、70代になっても現役時代と同じように収入があるとは限りません。
退職金での一括返済や、余裕があるときの「繰り上げ返済」も考えながら、
老後の生活に負担がかからない計画を立てることが大切です。

ポイント2:家計の負担はローンだけじゃない!「維持費」も忘れずに
マイホームにかかるお金は、毎月のローン返済だけではありません。
以下のような「維持費(ランニングコスト)」が継続的にかかります。
税金:
固定資産税など
保険料:
火災保険や地震保険
メンテナンス費用:
* 一戸建てなら:10~15年ごとに外壁や屋根の塗り直し、給湯器やエアコンの交換など。
* マンションなら:管理費や修繕積立金

これらの維持費は、いわば「家のための貯金」です。月々のローン返済額を高く設定しすぎると、
いざ修繕が必要になったときや、税金の支払いで家計が苦しくなってしまう可能性がありますね。

〜まとめ〜
●住宅ローンの平均的な月々の返済額は10万円~14万円台。
●頭金の平均は物件価格の10%前後。
●借入額の平均は3,000万円台~4,000万円台が中心。

これらの数値はあくまで平均値です。
最も重要なのは、ご自身の収入や今後のライフプラン(お子様の教育費、老後の資金など)をしっかりと見据え、
無理のない返済計画を立てることです。
金融機関のウェブサイトなどで手軽に返済シミュレーションができますので、参考にしてみることをお勧めします。

住宅ローンを計画するときは、
「ローン返済」と「家の維持費」を合計した金額が、
現役時代から老後まで、無理なく払い続けられるか
という視点を持つことが何よりも重要です。

分からないことがありましたら、サポートさせていただきますので
お気軽に吉村一建設にご相談くださいね。

 

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