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田んぼや畑だった土地に家を建てる際の注意点やポイントとは?

田んぼや畑だった土地に家を建てる際の注意点やポイントとは?

2025年10月20日

BLOG > 住まいのノウハウ


こんにちは。吉村一建設です。
近年、後継者不足により使われなくなった田んぼや畑を、住宅地として活用するケースが増えています 。
ご家族が所有する農地を譲り受けたり、不動産会社から農地を紹介されたりすることもあるかもしれません 。
しかし、「もとが田んぼや畑の土地に家を建てるなんて、地盤は大丈夫?」と心配になる方もいらっしゃるのではないでしょうか 。

この記事では、田んぼや畑だった場所に家を建てる際のメリットと、必ず知っておくべき注意点について、わかりやすく解説します 。

1. 田んぼや畑だった土地に家を建てるメリット
まず、農地を宅地に変えて家を建てることには、いくつかのメリットがあります 。
* 土地代がかからない場合がある
もしご自身が農地を所有していれば、土地を購入する必要がないため、土地代がかからないという大きなメリットがあります 。
* 慣れ親しんだ場所に住める
「馴染みの場所に家を建てられた」という意見もあるように、生まれ育った場所や慣れ親しんだ環境で安心して生活することができます 。
* 日当たりや景観が良い
もともと農耕地は、日当たりが良い場所が多いです 。そのため、住宅地にしても採光に恵まれた住みやすい家となるでしょう 。また、工場跡地などと違い、薬品による土壌汚染の心配がない点もメリットです 。

 

2. 知っておくべき注意点とデメリット
メリットの一方で、田んぼや畑だった土地に家を建てる際には、いくつかの注意点やデメリットがあります 。
* 地盤が軟弱なことが多い

農地は一般的に、地盤が軟弱なケースが多いです 。
特に、常に水を引いている田んぼは、畑よりも地盤が弱く、住宅を建てるには不向きな場所とされています 。
地盤が弱い土地に家を建てると、地盤沈下や液状化のリスクがあります 。

* 地盤改良工事が必須で、費用がかさむ

軟弱な地盤に家を建てる場合は、大規模な地盤改良工事が必要になります 。
工事費用は、土地の状態や広さにもよりますが、数百万円に及ぶこともあります 。
これらの費用を考慮すると、「土地代がかからないから安い」とは一概に言えません 。

* インフラ整備の費用が発生する場合がある

市街地から離れた場所にある農地の場合、水道や電気、ガス、インターネット回線などのインフラが整備されていないことが多いです 。
特に、上下水道の引き込み工事は費用がかかる場合ケースがあります 。

* 「農地転用」の手続きが必要

農地は、法律によって家を勝手に建てることができません 。家を建てるには「農地転用」という手続きを行い、行政の許可を得る必要があります 。
市街化区域であればスムーズに進むことが多いですが、農地を残すことが定められた「市街化調整区域」や「農用地区域」では、手続きが難航したり、家を建てられない可能性もあります 。

 

3. 家を建てる前に確認すべきこと

「それでもこの土地に家を建てたい」という場合は、後悔しない家づくりをするために、以下の点をしっかり確認しましょう 。
1. 土地の区分と農地転用の可否を確認する

その土地が家を建てられる場所なのか、地元の農業委員会に相談し、農地転用が可能かどうかを確認しましょう 。
日本の都市計画法では、土地は「市街化区域」「市街化調整区域」「農用地区域」に分けられています 。
どの区域に該当するかによって、家を建てられるかどうかが決まります 。

2. 地盤改良または柱状改良を行う

農地に住宅を建てる場合は、地盤の安全性を確保するために「地盤改良工事」や「柱状改良工事」がほぼ必須となります 。
地盤改良工事は、土に固化材を混ぜて地盤を強くする工事で、柱状改良工事は、円柱状にセメントを注入して建物を支えるための杭を築く工事です 。
費用はかかりますが耐震面からも必ず工事を行いましょう。

3. インフラ整備

水道や電気の引き込みが可能な場所か、市町村役場で確認しましょう 。
また、工事業者に依頼して、インフラ整備にかかる費用の見積もりを事前に取っておくことが大切です 。

 

まとめ
「費用を抑えて家を建てたい」「せっかく土地があるので」という理由で、農地への建築を検討する方もいらっしゃるでしょう 。しかし、今日ご紹介したように、田んぼや畑だった土地に家を建てる際には、いくつかのリスクが潜んでいます 。
✔️ 地盤が弱く、改良工事の費用がかかる 。
✔️ インフラ整備のコストがかかる場合がある 。
✔️ 田んぼだった土地はリスクが高い 。

まずは、土地の所有状況や所在地の区分をしっかりと確認し、後悔しない家づくりを進めていきましょう 。吉村一建設にお気軽にご相談ください。

 

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