キッチンレイアウトのメリット・デメリット(前編)|大阪府堺市・兵庫・京都・奈良の注文住宅、リフォーム 吉村一建設

2023年11月16日

こんにちは、吉村一建設です。
家づくりの中でも、多くの方がこだわりのポイントとして挙げるキッチン。
憧れのアイランドキッチンにしたい、ゆったりしたⅡ型にしたい等々、どのレイアウトを選ぶかによって、使い勝手や必要なスペースが大きく変わってきます。

そこで今回は、当社のキッチン施工事例をご覧いただきながら、それぞれのメリット・デメリットを比較!普段のキッチンの使い方や、キッチンを配置するスペースに合ったレイアウトを選ぶためのヒントをお届けします。

前編ではアイランドキッチン、ペニンシュラキッチン、Ⅰ型キッチンを
後編ではⅡ型キッチン、L型キッチン、U型キッチンを紹介します。

 

【アイランドキッチン】

壁面に接していない、島(アイランド)のように設置されたキッチンです。オープンキッチンや対面キッチンに分類されます。
おしゃれなデザインが多く開放的で、キッチンをLDKの中心にしたい場合や、みんなで料理する機会が多いご家庭にはぴったり。人気の高いレイアウトのひとつです。

メリット:
●開放的で見通しがよく、採光も取りやすい。
●LDと一体感があり、コミュニケーションが取りやすい。
●行き止まりがなく回遊性があり、動線がスムーズ。
●複数人で囲んでカウンターを囲んで料理ができる。
●おしゃれなレイアウトやデザインを実現しやすい。

デメリット:
●四方を空ける空間が必要で間口の狭い敷地には向かない。
●キッチンが丸見えになりやすいため常に整理整頓が必要。
※立ち上がりをつけ手元を隠すことで、丸見えを軽減可能。

●壁に設置していないため、壁面を利用した収納を取れない。
●調理の臭いや油、シンクの水などがLDまで届きやすい。
※シンクやコンロ前にガラスパネル(オイルガード)を立てることで油・水撥ねを軽減可能

●構造上の理由により、一般的に他のキッチンより価格が高め。

 

【ペニンシュラキッチン】

半島(ペニンシュラ)のように、カウンターの片側だけが壁に設置したキッチンです。対面キッチンに分類され、アイランドキッチンのメリットを取り入れつつ、弱点を補えます。敷地や間取りの形状に対応しやすく、使い勝手も良いので、最近の新築住宅に多く採用されています。

メリット:
●壁に寄せてレイアウトでき、アイランドキッチンほど場所を取らない。
●開放的で見通しがよく、採光も取りやすい。
●LDと一体感があり、コミュニケーションが取りやすい。

●側面の壁を前面に回り込ませ、目隠しをすることもできる。

●需要が高いため商品バリエーションが多く、価格のバランスも良い。

デメリット:
●フラットタイプのカウンターにすると常に整理整頓が必要。
●調理の臭いや油、シンクの水などがLDまで届きやすい。
※コンロやシンクの前に壁を立てたり、立ち上がりやオイルガードをつけたりすることで、臭いや油・水はねを軽減可能。

【I型キッチン】

コンロ、シンク、調理台が一列に並んだシンプルなレイアウト。一般的に壁付けタイプの物をI型キッチンと呼び、アイランドキッチンやペニンシュラキッチンと区別しています。
狭小地や間口が狭い敷地でも取り入れやすいスタイルです。

メリット:
●場所を取らず、壁際に寄せてレイアウトできる。
●シンプルな構造で比較的、価格帯が低め。
●LD側への水はねや油飛びを防ぎやすい。

デメリット:
●リビングやダイニングからキッチンが丸見えになりやすい。
※カップボードと組み合わせてセミクローズキッチンにするなど、間取り次第では丸見えを防ぐことが可能。

●壁際にキッチンと一直線で冷蔵庫や収納を配置した場合は、家事動線が長くなる。
●対面式キッチンに比べれば、LDとコミュニケーションが取りづらい。
※Ⅰ型キッチンとワークカウンターを組み合わせることで、対面式の要素を取り入れることも可能。

次回後編も、ぜひご覧ください♪

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